
看護師として働いて数年だけど、退職金ってどれくらい貰える?
多忙な看護師を辞めたいと思った時に、頭をよぎるのが退職金ですよね。
私は大学を卒業後、公立病院に1年、クリニックに5年勤務しどちらの職場からも退職金をいただきました。
そこでこの記事では、実際の私の退職金額や退職後の住民税額を公開します。
看護師を退職するか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
看護師の退職金の相場
看護のお仕事によると、看護師の退職金の相場の目安は以下になります。
勤続3年 | ~30万 |
勤続5年 | 50~100万 |
勤続10年 | 250~300万 |
勤続20年 | 450~600万 |
定年退職 | 1,400~2,000万 |
看護師は勤務体系が幅広い職種なので、勤め先の病院や勤務年数によって大きく変わるため、あくまでも目安と捉えましょう。



私が勤めていたクリニックは退職金が貰えましたが、小規模のクリニックなどは退職金制度が無い場合もあるので要確認!
公立病院・クリニックそれぞれの看護師の退職金
それでは、実際に私が看護師を退職した際に貰った退職金を公開します
大学卒業以降、以下の2つの施設に勤めた経験があります。
- 公立病院・・・1年間勤務
- クリニック・・5年1ヵ月勤務
①公立病院・看護師1年目の退職金
公立病院での看護師1年目の退職金は、約70万円でした。
先ほども伝えましたが、勤め先によって退職金の額はかなり幅があります。
私が勤めていたのは公立病院だったため、看護師1年目でも約70万という退職金でした。



ちなみに、同じ公立病院勤めで看護師4年目で退職した友人130万円ちょっとの退職金だったそう。
②クリニック・看護師6年目の退職金
直近で勤めていたクリニックでの看護師6年目の退職金は、57万円でした。
ここのクリニックは勤続3年目以降より退職金が発生する制度で、数年ごとに基本給×〇ヵ月分と増額していくシステムでした。
看護師6年目だと基本給(28.5万円)×2か月=57万円という結果に。



病院よりはやはり少ない額だけど…ゆるく働いていたので貰えるだけありがたい!
退職後に支払ったお金
最後に、退職後に支払ったお金について解説します。
退職後は、個人の状況にもよりますが、前年度の住民税や国民年金を納めなければいけません。
①住民税
住民税は、前年の1月1日~12月31日までの所得によって決まり、その翌年の6月から納付するものです。
退職月の給与や退職金から、5月分までの住民税を一括徴収される。
退職月の給与や退職金よりも住民税が多い場合は自分で納付。
退職月の支払い分は給与から天引きで納税する。
退職月以降に支払う予定だった住民税は自分で納付。
つまり、1月~5月までに辞めた場合には、最後に貰う給与や退職金から住民税が天引きされてから振り込まれるのが一般的です。
反対に6月~12月に辞めた場合には、最後に貰った給与や退職金から自分で住民税を納めなければいけません。(希望すれば一括で徴収してもらうことも可能)



払う額は変わらないけど、退職金を貰った後に支払うのはなんか損した気分に…
ちなみに、私が支払った住民税は約16万円でした。
退職金57万円-住民税16万円=実質41万円の退職金と考えれます。
②国民年金保険料
退職後、失業期間中は国民年金への加入が必須となります。
退職と同時に第2号被保険者(いわゆる会社員)ではなくなるため、退職後14日以内に第1号または第3号被保険者への種別変更の手続きを行わなければいけません。
対象者 | 納付方法 | |
---|---|---|
第1号被保険者 | 自営業・無職・フリーターなど | 自分自身で納付 |
第2号被保険者 | 会社員・公務員など | 勤務先が納付 |
第3号被保険者 | 専業主婦(夫)など年間収入130万円未満 | 配偶者(第2号被保険者)が加入する厚生年金が負担 |
私は旦那さんが第2号被保険者であるため、第3号被保険者となり国民年金保険料を支払わなくていい状況でした。
しかし、失業保険受給中は第3号被保険者の人でも第1号被保険者となり国民年金(月額16,610円)を納めることが必須となります。
ということで、現在失業保険を受給中の身である私は、毎月16,610円を支払っています。



失業保険を貰っているから支払えるけど、第3号被保険者の対象外だと失業保険受給期間以外も年金を納めなきゃいけないのがツライ。
失業保険の金額はこちらで公開中。
③その他
私が支払ったものは住民税と国民年金の2つですが、場合によっては国民健康保険料の支払いも必要です。
万が一の事故や病気に備えて、失業中でも健康保険には加入しておかなければ医療費が全額負担になってしまいます。
私は旦那さんの健康保険に無料で加入できましたが、加入できていなかった場合は前年度の収入により月額約4万円の国民健康保険料の支払いになるところでした‥。
個人の収入や配偶者の加入保険により、退職後に支払う金額が大きく変わってくるので、よく調べることが必須です。
まとめ:看護師6年目の退職金は57万円


この記事では、看護師の実際の退職金についてまとめました。
- 公立病院(1年勤続)…約70万
- クリニック(5年1ヵ月勤続)…57万
一言に退職金と言っても、そこから住民税や国民年金が引かれるので、手取りの額は大きく変わってくるのが現実です。
退職を検討している看護師さんは、ぜひ職場の退職金制度や住民税を調べてながら退職準備を進めることをオススメします!
ちなみに、FP資格を取得していたので、退職後の税金関連には救われました。
以上、看護師6年目の退職金は〇〇万円!公立病院やクリニックの実際の退職金を公開します でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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