
医療保険って入る必要があるの?
医療保険に入る必要があるのかないのか、永遠の論争ですよね。
結論から言えば、医療保険加入の必要性は各々の状況によりますが、20代二人暮らしの我が家は医療保険に一切加入していません。
そこでこの記事では、我が家が医療保険に入らない理由やそのリスク、医療保険が必要な場合についてまとめました。
医療保険に入るか入らないか悩んでいる方は、ぜひ参考にお読みください。
我が家が医療保険に入らない4つの理由
社会人になり数年間、FP資格を取るまでは医療保険は必ず入るべきものと先入観があり、とりあえずで月々2,000円の掛け捨てに加入していました。
しかし保険知識を身に付けていく中で、我が家には医療保険は不要と判断し解約した理由は以下の4つです。
- 高額療養費制度がある
- 療養見舞金制度がある
- 傷病手当金がある
- 現金貯蓄がある



民間保険に入らなくても、公的医療保険が充実しているんです!
①高額療養費制度がある
成人の医療費は一般的に3割負担とされており、例えば1万円の医療費だったら個人の支払いは3千円。
残りは加入している健康保険が負担してくれます。



100万円の医療費だったら30万円の支払い!?
こんな予期せぬ病気やケガで高額な医療費がかかってしまった場合に助かる制度が、「高額療養費制度」です。
3割負担であれば30万円の自己負担になるところが、「高額療養費制度」では年齢や所得に応じた上限から超えた医療費が補助により賄われます。
年収370-770万円の場合、一か月100万円の医療費がかかっても実質の負担は約9万円。
また、1年のうち3か月以上高額療養費制度を利用した場合は、4カ月目からさらに自己負担額が安く済む「多数該当」制度もあるので安心。
②療養見舞金制度がある
我が家の旦那さんの場合は、100万円の医療費がかかった場合の自己負担額は約17万円。



高額療養費を利用しても自己負担額17万円は大きい…!
それでも医療保険に入らない最大の理由は、旦那さんが加入している保険に「療養見舞金制度」があるから。
「療養見舞金制度」とは、自己負担額が26,000円を超えた場合、その負担額から25,000円を控除した額が後日支払われる制度。



つまり、100万円の医療費で高額療養費制度では17万円負担になるところ、療養見舞金制度があれば2.5万円の自己負担で済む神制度。
※この制度は加入している保険組合によって負担金が異なったり無い場合もあります。(付加給付制度と呼ぶ場合も)
月々2,000円の掛け捨て保険を2人で1年間加入したら48,000円の支出。(療養期間にもよるけど)それなら療養見舞金制度があれば十分かなという考えです。
③傷病手当金がある
病気やケガが1ヵ月2か月の話ではなく、長期間になる場合には傷病手当金があります。
傷病手当金は、病気やケガで働けない場合に給料の3分の2に相当する額が最大1年半支給される制度。
医療保険に入らないと万が一の時に収入0になると怯えていましたが、傷病手当金があればひとまずは安心と考え医療保険を解約しました。
④現金貯蓄がある
結局のところ、公的医療保険の制度がいくらあっても、貯蓄0円であれば医療保険に加入したままでした。
高額療養費制度や療養見舞金制度は、あくまでも一旦は自分で支払い、後日還付されるもの。
突然に高額な医療費がかかっても、しばらくは払えるであろう現金貯蓄が出来ているので、我が家は医療保険を不要と判断しました。



生活防衛費、大事!
医療保険に入らないリスク
以上4つの理由から、医療保険を解約した我が家ですが、それでも医療保険に入らないリスクはあります。
実際に入院した場合、入院時の食事代や差額ベッド代は高額療養費や療養見舞金の対象外なので、入院が長引くほど出費も大きくなります。
また、先進医療に関しても自己負担になるので、万が一大病を患えば高額な医療費がかかります。
ただ私たちは20代で100%とは言えないながらも病気のリスクは低く、公的医療制度だけでも十分足りるという判断をしています。
加入保険に療養見舞金制度がなければ、一馬力の現在は医療保険に加入していたかも。(共働きならしないかな)



リスクをどこまで許容できるかは、人それぞれ。
医療保険が必要な場合
我が家が医療保険に入らない理由を解説してきましたが、最後に、こんな人は医療保険に入った方がいいかなと思います。
- 自営業・フリーランスの人
- 貯蓄が無い・少ない人
- 万が一に備えて安心したい人
①自営業・フリーランスの人
先ほど説明した「傷病手当金」はサラリーマンや公務員が該当する制度。
自営業やフリーランスの人には、万が一働けなくなった場合に「傷病手当金」の給料の3分の2の支給がないため、医療保険に入っていた方が安心と言えます。



サラリーマンなんてクソだ!と思うけど、こういう時の保障の手厚さはさすが。
②貯蓄が無い・少ない人
貯蓄が無かったり少ない人は、医療費を支払えないリスクがあるため医療保険に加入した方が良いでしょう。
高額療養費や傷病手当金の受け取りには時間がかかるため、貯蓄に余裕がない場合は医療保険で賄う必要があります。
個人的には、リーズナブルな掛け捨ての医療保険に加入し、コツコツ貯蓄に励んで備えることがオススメ!
③万が一に備えて安心したい人
あくまでも保険は、安心料と言った部分もあります。
どれだけ貯蓄があっても「もしすーーごく高い抗がん剤治療が必要になったら…」とか可能性を考えるとキリがありません。
医療保険の加入を考える時には、自分がどこまでリスクを許容できるか。
多少の支出があっても安心したい!という方は医療保険の加入が精神的な支えになります。
まとめ:我が家が医療保険に入らない理由は保障の手厚さ
この記事では、我が家が医療保険に入らない理由やそのリスク、医療保険のが必要な場合についてまとめました。
「療養見舞金制度」という自己負担が2万5千円で済むという有難すぎる保険組合に加入中であることが、我が家が医療保険に入らない最大の理由です。
もちろん、年齢や家族構成、働き方によって今後は変わってくるかもしれません。
医療保険の加入を迷っている方は、まずはご自身が加入中の保険組合の制度をしっかり把握してから検討することをオススメします!
FP資格の他のメリットもまとめた記事はこちら。
以上、FP資格を取った私は医療保険に入らない!20代夫婦の我が家が医療保険に加入しない理由 でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント