
専業主婦ってidecoをやる意味ないんじゃないの?
確定拠出年金、いわゆる「自分年金」であるidecoは、税金を納めている人だけが得する制度という認識を持っている方も多いハズ。
筆者は現在専業主婦ですが、退職前と変わらない満額の掛け金でidecoを積み立て続けています。
そこでこの記事では、専業主婦でもidecoを満額で積み立てている理由や、現在のidecoの運用結果について公開します。
- idecoに興味がある専業主婦
- idecoの掛け金に悩んでいる方
- 専業主婦になる予定の方
私が専業主婦になる前の節税額
私は専業主婦以前の看護師時代は、第2号被保険者で企業年金がない職場だったため、満額の月23,000円・年間276,000円積み立てていました。
年間276,000円を積み立てていることで、看護師時代の年収では年間約55,000円の節税効果が得られていました。



これなら、投資で多少リスクを負っても節税効果でカバーできる!
こうして見ると、やはり働いている人にとってidecoの節税効果は大きいですね。
専業主婦でもidecoを満額積み立てる理由3つ
それでは何故、仕事を辞めて専業主婦になった現在も、節税効果が得られないのに満額で積み立てているのか。
それは以下の3つの理由からです。
- 手数料は掛け金によらず一律のため
- 節税効果はなくても運用利益が出ているため
- 今後復職する予定のため
①手数料は掛け金によらず一律のため
ideccoを運用している間は、以下の3つの手数料が掛かります。
- 運営管理手数料(金融機関による)
- 国民年金基金連合会(月105円)
- 信託銀行(月66円)
①の運営管理手数料は金融機関によりまちまちになりますが、②③はどの金融機関でも必ずかかってくる手数料です。
つまり、idecoに加入した時点で月171円の手数料は必ず掛かります。



運営管理手数料が無料の期間はいくつかあります。私は手数料0円のSBI証券に加入中!
idecoの掛け金は最低5,000円から可能ですが、
- 月5,000円で171円の手数料・・・3.42%
- 月23,000円で171円の手数料・・・0.74%
月5,000円の掛け金に減額すると、そのうち3.42%が手数料を占めるため、割高になり損ですね。
月171円といえど、せっかくの老後資金の積立を少しでも損しないように!と考えて満額のまま積み立てています。
②節税効果はなくても運用利益が出ているため
idecoの最大のメリットとして節税効果が挙げられますが、節税効果がない専業主婦でも運用利益が出せれば大きな掛け金で運用する意味があると思います。
実際に私は、現時点で手数料を上回る運用利益が出せているため満額のまま運用中です。
また節税効果うんぬんを抜いても、単純に老後資金を少しでも確保したいという気持ちもあり、可能な限りの金額を積み立てています。



60歳まで強制的に自動積立してくれるidecoは老後資金の確保にぴったり!
③今後復職する予定のため
そうは言っても専業主婦で収入が無い中、月23,000円を積み立て続けることは家計的に厳しいものがあります。
あくまでも私の場合は、この先ずっと専業主婦ではないことが前提のため満額のまま積み立てています。
手数料やら何やら言ってきましたが、専業主婦でいる期間や家計の状況によって掛け金を変えることも、60歳まで運用を続けるためには大切です。
現在のidecoの運用結果
2020年7月から開始して、2021年10月現在で15か月目となる運用結果は以下の通りです。
資産残高 | 拠出金累計 | 損益(損益率) |
---|---|---|
406,605円 | 345,000円 | +61,605円(+17.9%) |
あくまでも含み益ですが、約6万円プラスに転じています
これは先ほど話した月171円の手数料(年間2,052円)を差し引いても、大きく上回っていますね。
ちなみに、銘柄ごとの結果は以下になります。
運用商品 | 資産残高 | 購入金額 | 損益(損益率) |
---|---|---|---|
eMAXISSlim全世界株式(除く日本) | 120,674円 | 93,108円 | +27,566円(+29.4%) |
eMAXISSlim米国株式(S&P500) | 285,931円 | 246,564円 | +39,367円(+16,0%) |
積立nisaと同様にに全世界と米国株式の2つに投資中。



同じ銘柄は良くないとも言いますが、インデックスだから良いかな~と様子見中です。
あくまでも現時点という話にはなりますが、順調に老後資金を形成していってます。
まとめ:専業主婦でもidecoを満額積み立てるメリットはある!
この記事では、私が専業主婦になってもidecoを満額積み立て続けている理由について解説してきました。
最後にもう一度まとめると、以下のような場合には、専業主婦でも満額積み立てて良いのではないかなと思います。
- 金銭的に余裕がある人
- 一時的に専業主婦をしている人(復職予定)
- 老後資金を出来るだけ確保したい人
また大前提として、投資に慣れてきて多少の金額の上下に振り回されないくらいの精神がなければ多額の運用は難しいです。
idecoの掛け金は年1回まで変更が可能なので、ぜひこの機会に掛け金の額を見直してみてください!
以上、専業主婦の私がidecoで満額積み立てる3つの理由。現在の運用結果も公開! でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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